埼玉県さいたま市にて屋根修理〈カラーベストからディプロマットスターに葺き替え〉
- 2024.03.26
- 葺き替え
先日、埼玉県さいたま市にておこなった屋根葺き替え工事の様子をお届けいたします。
先日訪問業者から「屋根の板金が浮いている」と指摘されて不安になられ、ネットで屋根修理業者を検索されて弊社にご連絡をいただきました。
これまでメンテナンスを特にされたことはなかったとのことで、屋根に登って調査を行ったところ、全体に塗装の劣化やひび割れなどの経年劣化が見られました。また棟板金にも固定している釘の劣化による浮きが見られました。
築25年ということで、そろそろスレート屋根の耐用年数が切れることからカバー工法と葺き替えの両方をご提案いたしました。
耐震が気になるのでなるべく軽くてメンテナンスの楽な屋根に交換したいとのご希望でしたので、ディプロマットスターにて葺き替えを行いました。
以下施工の流れをご紹介いたします。
既存の瓦の撤去
まず、瓦を全て撤去して屋根を平な状態にし、新しい下地板を設置します。
ルーフィングの施工
そしてその上からルーフィングを張っていきます。
屋根材本体の施工
ルーフィングを張り終えましたら、新しい屋根材を設置していきます。
今回使用したのはディーズルーフィングの「ディプロマットスター」。
ガルバリウム鋼板と同等の成分を持つ基材に、石粒のついた屋根材です。表面の石粒は釉薬でコーティングされているので色褪せせず、塗り替えによるメンテナンスは不要です。メーカー保証が30年ついており、石粒によって遮音性や断熱性も発揮してくれる、山田工芸おすすめの屋根材です。
▷参考記事:山田工芸おすすめ屋根材『ディプロマットスター』について解説
棟の取り付け
屋根材の設置が終わればタフモック、棟を取り付けます。
棟部分につける棟板金は、主にスレート(カラーベスト・コロニアル)系の屋根を留めている金属部分のことです。
写真をご覧いただければ分かるように、屋根と屋根の面が合わさる山状(角)の接合部分、ここを覆って雨水の浸入を防ぎ、なおかつ屋根材を固定する役割があります。
板金の接合部分にはシーリングで止水処理を行います。
雨樋の取り付け
また、今回は雨樋の取り付けも行っております。
施工後の様子
こちらが完成した屋根の様子です。
瓦屋根からスレート屋根に葺き替えしたことで、屋根の重量が一気に軽くなり、耐震性がぐっと上がりました。
現在の日本の屋根の多くを占めるスレート(カラーベスト・コロニアル)屋根。人気の理由は初期コストの安さ、工期の短さにあります。
人気のストレート屋根ですが、メンテナンスを怠り苔や藻が発生したまま放置してしまうと、屋根に必要な耐候性・耐久性・防水性が弱くなってしまいます。それらの機能を失うことで、屋根の劣化は加速してしまうのです。
例えば、屋根の耐候性が弱まっている状態で太陽光による紫外線を浴び続けると、屋根材が乾燥してひび割れや破損が起きてしまうことに。そうなると雨漏りの危険性も出てきますよね。
これらの一次被害、二次被害を未然に防ぐためにも塗装によるメンテナンスや、場合によってはカバー工法や葺き替え、部分補修などによる屋根のメンテナンスは定期的に行うことをお勧めいたします。
▷参考記事:スレート(カラーベスト)屋根の特徴や長持ちさせる為のメンテナンス内容をご紹介
この度は山田工芸にご依頼いただき誠にありがとうございました。
山田工芸は隅々まで的確な屋根診断を行い、住まいにとって必要な工事を適切にご提案し、たしかな技術で施工いたします。
さいたま市をはじめ埼玉県の屋根修理・屋根葺き替え工事は山田工芸埼玉店にお任せください!
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